最終更新日:2012/01/30

FXの倍率規制

FX会社の相次ぐ倒産はたいへんな問題になりましたね。私も自分が証拠金を預けている業者に万が一のことがあったら死活問題になりますのでどうなることかと気が気ではありませんでした。

2009年6月になって金融庁は、この問題に対する方策の一つとしてFX取引における証拠金倍率の引き下げ案を公表しました。
FXを教える女性
その内容は、これまで無制限だったレバレッジの倍率を、1年間は現状のまま、その後の1年間は50倍まで、その後2年後からは最高でも25倍に引き下げると言うものでした。
これが良いことなのか悪いことなのか初心者の私にはよくわかりませんが、FX会社やFXの利用者から猛烈な反発が起りました。

つまり、FX会社全体を一律に規制するはおかしい。

FX最大の旨味がなくなってFX離れを引き起こしてしまう。
ロスカットルールで対応する方が良い。
などと言うのです。

ちなみにロスカットルールと言うのは、FXで損失が出てきた時に強制的にFX会社によって取引そのものを中止されることです。最悪の場合を考えて被害が最小限で済むようにと言うシステムです。

確かに最悪の事態は避けられますが、FXをやっている本人から見ればこれからやっと逆転し始めるところだったのに、と言う思いとともに、証拠金のほとんどを失うことでダブルパンチを食らうみたいな打撃です。

今回の金融庁の提案がこのまま適用されるのかどうかはまだ100%決まったわけではないみたいですが、レバレッジの最高倍率が25倍に限定されると言うのは、アマチュアの私から見てもちょっとどうかと思います。

FX事業者の倒産

去年の夏くらいから友達にすすめられて少しだけFXをやっています。

FXを知らない人のために私が知っている範囲で少しだけ説明します。
FXと言うのは「外国為替証拠金取引」の略で証拠金と呼ばれるお金をFX会社に預け、それを元に為替取引を行い利益を得る方法です。
FXするスーツ女性
FXが普通の外貨預金など外貨立て商品と大きく違う点は、まず、普通の外貨立て商品では先に外貨を買ってから為替の変動を見て利益が出そうな時に売ることで利益を得るのに対して、FXだと先に外貨を売って後で買い戻すことで利益を得ることもできます。つまりその時の相場が円高でも円安でも関係なく利益を出せる可能性があることになります。

次にFXでは証拠金を利用し、これにレバレッジ(てこの原理)を利用することで実際の自分のお金(証拠金)よりも何倍も、時には何百倍も大きな取引ができます。
レバレッジは特に重要で最近ちまたで騒がれるFXの功罪というのもほとんどはこのレバレッジの作用によるところが多いのです。

さてFXをやっている人間にとってたいへんにショックなことにここのところFX業者の倒産が相次いでひどく問題となりました。私の場合は人ごとではないので毎日新聞やネット、テレビにかじりつくようにして情報の収集をしました。

その結果わかったことは、こうして倒産したFX会社のほとんどがお客さんから預かった証拠金を元手にして自らFX取引を行い、しかもそれに失敗してたいへんな損失を出したあげく、倒産したと言うことでした。

普通FXの会社ではお客さんから預かったお金は会社のお金ときちんと分けて管理するように決められています。しかし倒産したFX会社はそうしたことをまったくやっていませんでした。